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場面作りって難しい

おかげさんでは、出来る限り職員だけでバタバタする場面をなくしたいと思っています。

自分が利用者なら、忙しそうにバタついている職員を横目に何もせず過ごす時間って苦痛やし、利用される目的は人それぞれですが、利用するからにはこれまでの経験やその人の持つ優しさとか良い面が発揮でき、それにより人の役に立つ・自信を持つことが出来る場面作りが必要だと思います。家族支援の為の預かり施設ではなく、今後も自宅で生き続ける為の英気を養うような場所にしたいと思っています。

写真ですが、利用者さんが洗濯物を干している場面です。

でも、この方、数分前までは写真の手前に写っているソファで寝てました。

職員は、物干しと干す物が入った籠を本人が目を開けたときに気付くような位置に置いておいただけです。人から頼まれても同じことをしてくださいますが、こうやって誰からも言われずに自分で気付いて行動に移せることってとても重要だと考えます。

おかげさんでは、職員がお願いしたり直接働きかける前に、本人が自ら動けるような環境つくり、場面つくりを増やして行きたいなぁと思っています。

おかげさまで。

利用される方が増えるにしたがって、利用者や家族から「おかげさんのおかげさまで」と言われる事が度々あります。とても嬉しいことです。有難い気持ちです。

でも私たちが利用者や家族の暮らしを少しでも支えようとすることは当たり前!

元々は、『自分が年を取ったり、認知症になったり、身体が動きにくくなったりしても、人から世話してもらって人に感謝するだけの存在にはなりたくない!だからどんな状態であろうが人を支え、支えられという関係性を保っていたい。人に感謝し、感謝されという存在で最期まで在りたい!」という気持ちから付けた事業所名、会社名です。

なので、これからもっと他の利用者や職員、社会との繋がりが拡がり、人と感謝の気持ちを伝え合える人生となるようチームで支援したいと思います。

写真は、①和室で皆で書道しながらあれこれ。

②男同士の囲碁対決。

③風船ごしのおかげさんのアイドル。

です。

7月ももう終盤。。。

4月15日のオープンから3か月と少しが経ちました。

はじめは利用者も少なく、ゆとりがありましたが、有難いことに利用者が増えてきたことで、日々職員一同頑張っています。

デイサービスおかげさんでは、職員が事前に決めた内容のレクリエーションに利用者を当てはめることはしません。なので、個々の利用者が今したいこと、出来そうなことをして過ごしていただいています。

送迎時間も個々に合わせて短時間利用の方にも対応しています。

1枚目は将棋!毎回将棋をさすことを楽しみに来所されています。

二人とも真剣な表情で、まわりから見ていると独特な間があります。つい声を掛けたくなってしまいます。笑

他の写真は、他者を気遣う面や、メダカの餌やり、コーヒー豆を削ったり・・・

ここまでの期間で改めて感じることは、介護サービスを利用される方々には、少なからず何らかの支援が必要であることは確かですが、職員に出来る事、いや、職員がすべき事って利用者を楽しませたり、介助したりというよりも、この場所を通して他の利用者との人間関係を築き、気ごころしれた仲間と過ごせる場所に出来るよう調整することではないかと思います。

花を育てる!!

オープン時には花でにぎわっていましたが、

花が少なくなってきていた為、プランターに花を植えました。

こだわり派の利用者さんが複数人で意見を出しながら取り組まれましたが、

こだわりを「いやいや、その色はここや!」と言われる方、「まぁそれでええんちゃう?」と折れる方、自分の思うままにもくもくと植えて行かれる方など

様々でとても楽しい時間でした。

大事に育てます!!

みんなで掃除!!

デイサービスおかげさんでは、全ての場面において職員が利用者に対し

一方的に何かを提供することを出来るだけしないようにしています。

それは介護が必要になろうが年を取ろうが「人から世話になるばっかり」「保護されている」というような思いにさせたくないからです。

良い介護って何か・・・人それぞれの価値観、考え方があるかと思いますが、

おかげさんでは利用者を「介護する」「守る」という意識ではなく、「年を取っても介護が必要な部分があっても、出来ることをしながら皆で支え合う」という意識を持ち続けようと考えています。

よくあるように職員が作った昼食を利用者に提供したり、職員が準備したレクを利用者に提供したりするのではなく、利用者と職員が一緒に「暇やなぁ、今から何します?天気良いし出掛けます?」とか話しながらごく自然に発生する内容で1日の過ごし方が決まっていきます。急にドライブしたり、急に麻雀が始まったり、急にDIYしだしたり、急に畑の野菜を育てだしたり、畳やデッキで皆でゴロゴロして過ごすこともあります。

「介護する」のではなく「支援」

出会えたご縁を大切に、皆で生活を創っていきます。

写真は夕方の掃除場面。ただテレビの前で送迎の車を待つのではなく、出来る限り皆で動きます。

書の道!!

自己紹介程度に「昔は書道してました」と言われていた方に対し、

「書いてください」と言っても絶対に書いてくれません。

でも隣に座って何も言わずに習字の準備をしつつ、「あれっどうするんやっけ」

と独り言のように呟いていると、「かして!」と筆を持ち、勢い良く「龍」の字を書きあげられました。

達筆さは想像以上!でも本人は納得がいかないらしく「破って捨ててください」と言われていました。なので飾らずに第1作として大事にとっています。

 

関わり方次第で「色んなことが出来る人」にも「何もできない人」にもさせてしまう。

支援者としての関わり方のスキルは必須だなと改めて思います。

近所のスーパーへ!

コロナの為、これまで職員が買い物へ行っていましたが、

本日は買い物へ行く職員を見て、「私も行く!」と言われたため、一緒に行ってきました。

元々買い物がお好きな方で、「お~久しぶりじゃ~」ととても喜ばれており、

弁当を見て、「皆は好きなもん作ればええ。私はこの弁当にしようか!」と笑われていました。お金を払う際も、レジの方が「〇〇カードはありますか?」と尋ねたところ、

「おい、なんとかカードよこせって言うてるど!」と職員に言われたり、「お金はこれで

足りとるんか?金勘定が出来んで困っとる!」と言われ、レジの方も「足りてるし、勘定出来てるので全然大丈夫ですよ」と優しい笑顔で言われていました。

事業所内でもとても明るい楽しい方ですが、その方の魅力を色んな方に知ってもらえること、それにより温かい目が増えていくことに繋がっていけばと思います。

男の料理!!

週に3回利用されている男性。

これまで自宅では全く調理をしたことないと話されていました。

ご本人との会話の中で「牛丼が好きや」と言われた為、後日牛丼を作ることに。

ずっと台所を観ておられ、次第に手を出して手伝おうとされていました。

実際にやってもらうと、慣れない手付きながらも最後まで意欲的に調理に取り組まれ、

「こんなん初めてや」と笑顔で言われていました。もちろん食べてまた喜ばれていました!!

おかげさんでは、これまで個々に何をしてどのように生きてきたかを知り、馴染みのあること、よくやってたのにしなくなったこと、諦めてること等を取り戻すことを大事にしています。

でもそれだけでなく、「この場所で、この人たちと」過ごす時間の中で、自然とこれまでしてこなかったことに取り組み、楽しみや自信を持てることもとても素敵な場面です!

やはり他利用者や職員との人間関係の構築を基礎に、様々なことに興味や意欲が湧いてくる、そんな場所が必要でそんな場所でありたいと思います。

今日という1日

今日は利用者さんが少ない日なので、のんびり過ごしました。

午前中はかつての同僚、仲間が食器乾燥機をお祝いに持ってきてくれました!

そのまま一緒に調理や昼食のひと時を過ごしました。

やっぱり嬉しいもんです!食器乾燥機!!ではなく仲間に会えることは!!笑

親子で洗車して、到着した利用者さんに子供が駆け寄って抱きついてました。

職員の子連れ出勤はもちろん色々と気を付けるべき点はあります。利用者さんから注意されることもあります。でも、それ以上に素敵な場面に出会えます。

介護が必要とかそんなの一切関係なく、人と人との繋がりをやっぱり良いものだと感じさせてもらえる、利用者さん、働いてくれる職員の為だけでなく、事業所にとっても有難いことだと感じています。

事業所の近くにある「厄除け」の鬼を観てドライブしてきました。

利用者さんの貴重な時間を早くコロナを考えずに思いっきり出かけられるようになることを願っています。

デッキにて

室内でテレビを観ていてもコロナのニュースばかり。

「はぇ~怖い病気が流行ってるんやなぁ」と言われていても、

暖かくて気持ち良いデッキで過ごしていると、「コロナのコの字もここには来ないど!」

と話していました。