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デイサービスおかげさんでは、全ての場面において職員が利用者に対し
一方的に何かを提供することを出来るだけしないようにしています。
それは介護が必要になろうが年を取ろうが「人から世話になるばっかり」「保護されている」というような思いにさせたくないからです。
良い介護って何か・・・人それぞれの価値観、考え方があるかと思いますが、
おかげさんでは利用者を「介護する」「守る」という意識ではなく、「年を取っても介護が必要な部分があっても、出来ることをしながら皆で支え合う」という意識を持ち続けようと考えています。
よくあるように職員が作った昼食を利用者に提供したり、職員が準備したレクを利用者に提供したりするのではなく、利用者と職員が一緒に「暇やなぁ、今から何します?天気良いし出掛けます?」とか話しながらごく自然に発生する内容で1日の過ごし方が決まっていきます。急にドライブしたり、急に麻雀が始まったり、急にDIYしだしたり、急に畑の野菜を育てだしたり、畳やデッキで皆でゴロゴロして過ごすこともあります。
「介護する」のではなく「支援」
出会えたご縁を大切に、皆で生活を創っていきます。
写真は夕方の掃除場面。ただテレビの前で送迎の車を待つのではなく、出来る限り皆で動きます。
コロナの為、これまで職員が買い物へ行っていましたが、
本日は買い物へ行く職員を見て、「私も行く!」と言われたため、一緒に行ってきました。
元々買い物がお好きな方で、「お~久しぶりじゃ~」ととても喜ばれており、
弁当を見て、「皆は好きなもん作ればええ。私はこの弁当にしようか!」と笑われていました。お金を払う際も、レジの方が「〇〇カードはありますか?」と尋ねたところ、
「おい、なんとかカードよこせって言うてるど!」と職員に言われたり、「お金はこれで
足りとるんか?金勘定が出来んで困っとる!」と言われ、レジの方も「足りてるし、勘定出来てるので全然大丈夫ですよ」と優しい笑顔で言われていました。
事業所内でもとても明るい楽しい方ですが、その方の魅力を色んな方に知ってもらえること、それにより温かい目が増えていくことに繋がっていけばと思います。
週に3回利用されている男性。
これまで自宅では全く調理をしたことないと話されていました。
ご本人との会話の中で「牛丼が好きや」と言われた為、後日牛丼を作ることに。
ずっと台所を観ておられ、次第に手を出して手伝おうとされていました。
実際にやってもらうと、慣れない手付きながらも最後まで意欲的に調理に取り組まれ、
「こんなん初めてや」と笑顔で言われていました。もちろん食べてまた喜ばれていました!!
おかげさんでは、これまで個々に何をしてどのように生きてきたかを知り、馴染みのあること、よくやってたのにしなくなったこと、諦めてること等を取り戻すことを大事にしています。
でもそれだけでなく、「この場所で、この人たちと」過ごす時間の中で、自然とこれまでしてこなかったことに取り組み、楽しみや自信を持てることもとても素敵な場面です!
やはり他利用者や職員との人間関係の構築を基礎に、様々なことに興味や意欲が湧いてくる、そんな場所が必要でそんな場所でありたいと思います。
今日は利用者さんが少ない日なので、のんびり過ごしました。
午前中はかつての同僚、仲間が食器乾燥機をお祝いに持ってきてくれました!
そのまま一緒に調理や昼食のひと時を過ごしました。
やっぱり嬉しいもんです!食器乾燥機!!ではなく仲間に会えることは!!笑
親子で洗車して、到着した利用者さんに子供が駆け寄って抱きついてました。
職員の子連れ出勤はもちろん色々と気を付けるべき点はあります。利用者さんから注意されることもあります。でも、それ以上に素敵な場面に出会えます。
介護が必要とかそんなの一切関係なく、人と人との繋がりをやっぱり良いものだと感じさせてもらえる、利用者さん、働いてくれる職員の為だけでなく、事業所にとっても有難いことだと感じています。
事業所の近くにある「厄除け」の鬼を観てドライブしてきました。
利用者さんの貴重な時間を早くコロナを考えずに思いっきり出かけられるようになることを願っています。